F1でドライバーのゼッケンとシーズン獲得点数が一致するケースを調べてみた
こんにちは、どもるーんです。
今日は、「ドライバーのゼッケンとシーズン獲得点数が一致するケース」について、
みていこうと思います。
- ドライバーのゼッケンとシーズン獲得点数が一致するケースとは
- 集計ルール
- ①1974年~1990年
- ②1991年~1995年
- ③1996~2002年
- ④2003~2009年
- ⑤2010~2013年
- ⑥2014年~現在
- まとめ
ドライバーのゼッケンとシーズン獲得点数が一致するケースとは
具体的に言っちゃえば、
・ハミルトン(ゼッケン44)が44点獲得
・フェルスタッペン(ゼッケン33)が33点獲得
みたいなケースです。
集計ルール
- シーズン通してゼッケンが固定化されやすくなった1974年から
- ドライバーズポイントのみ対象
- 途中参戦なども入れます
また、参考までにゼッケンとポイントの制度を年代別にまとめておきます。
①1974年~1990年
年 | ゼッケン | ドライバー | 点数 |
1976 | 10 | ロニー・ピーターソン | 10点 |
1978 | 8 | パトリック・タンベイ | 8点 |
1984 | 5 | ジャック・ラフィット | 5点 |
1985 | 4 | ステファン・ベロフ | 4点 |
1987 | 4 | フィリップ・ストレイフ | 4点 |
1988 | 17 | デレック・ワーウィック | 17点 |
1990 | 3 | 中嶋悟 | 3点 |
マシンの戦闘力的に、ティレルの例が多めですね。中嶋悟も1990年に達成しています。
②1991年~1995年
年 | ゼッケン | ドライバー | 点数 |
1992 | 11 | ミカ・ハッキネン | 11点 |
1993 | 7 | マイケル・アンドレッティ | 7点 |
1995年までは、チャンピオンにならない限りチーム所有のゼッケンが変わらないルールになっています。可能性のありそうなフェラーリ(#27/#28)は、意外にもありませんでした。
93年のアンドレッティは、「チームメイト」セナに対してやや寂しい成績になってしまいましたね。
③1996~2002年
年 | ゼッケン | ドライバー | 点数 |
1997 | 2 | ペドロ・ディニス | 2点 |
1999 | 7 | デイモン・ヒル | 7点 |
2000 | 6 | ヤルノ・トゥルーリ | 6点 |
2001 | 12 | ヤルノ・トゥルーリ | 12点 |
2002 | 7 | ニック・ハイドフェルド | 7点 |
ここから2013年まで、前年のコンストラクター順位をもとにゼッケンが割り振られます。私もモロにこの世代なので、今の極端に大きいゼッケン(44とか33とか77とか)が上に来るのは、今でもモヤッとしています。
97年のディニスが2番なのは、この年のチームメイトがデイモン・ヒル(前年のチャンピオン)だからです。
トゥルーリがカーナンバーを変えながらも2年連続で達成しています。
④2003~2009年
年 | ゼッケン | ドライバー | 点数 |
2003 | 17 | ジェンソン・バトン | 17点 |
2004 | 12 | フェリペ・マッサ | 12点 |
2006 | 14 | デビッド・クルサード | 14点 |
2007 | 14 | デビッド・クルサード | 14点 |
入賞圏が8位まで拡大。中団勢で記録が出やすくなりました。ちなみに2004年のマッサは、ドライバーズランキング12位というおまけつき。
⑤2010~2013年
ポイントが10位まで拡大し、1シーズン平均20戦程度。達成のターゲットは中団~下位勢になりましたが、この4年で達成者はいませんでした。
⑥2014年~現在
年 | ゼッケン | ドライバー | 点数 |
2014 | 8 | ロマン・グロージャン | 8点 |
2015 | 9 | マーカス・エリクソン | 9点 |
2018 | 9 | マーカス・エリクソン | 9点 |
2019 | 8 | ロマン・グロージャン | 8点 |
2019 | 20 | ケビン・マグヌッセン | 20点 |
2021 | ? | ?? | ?点 |
2014年からゼッケンがドライバー固定となりました。「ゼッケンの若い人が悪い成績orゼッケンの大きい人がそれなりの成績」というのが達成要件です。
みんな大好きグロージャンとエリクソンが2回ずつ達成。しかもエリクソンは、F1参戦した5シーズンのうち、この2シーズンのみでポイント獲得です。
今年達成の現実味を帯びているのは、角田(#22・現在20点)です。1シーズン22戦ということもあり、あと2点獲ればいろいろな意味でちょうどいいでしょう。マゼピン(#9・現在0点)はあと9点ですが、ハースの戦闘力からして厳しそうです。
また、ラティフィ(#6・現在7点)とライコネン(#7・現在10点)は、すでにそれぞれのゼッケンを上回っているので対象外です。
まとめ
ここまで見てきた通り、1974年から2020年までで23例ありました。
今年も含め、来年はどうなるでしょうか。個人的にはF1復帰のアルボン(#23)とF1デビューのグァンユー(#??)に注目したいですね。